20代の頃、私はモテない人生をひた走っていた。
周りの友人が彼女と遊んでいるのを横目に私は全く相手にされていなかった。
自分でもどうすれば女の子を落とせるのかわからなかったし、落とせる気すらしなかった。
今思えば私は恋愛というゲームのルールすら知らなかった。どうすれば点が入るのか?どうすれば点を失うのか、それすら分からずに勝負を挑んだところで勝てるはずもない。
周りの男が彼女を作っているのはイケメンだからだ。
自分はイケメンじゃないから、彼女ができないのはしょうがない。
自分がモテるためにはお金持ちになるしかない。
そう考え、副業にのめり込みたいして成功もせず私の20代と30代は無駄に消費された。
40才になった時、私はもう結婚を諦めていた。
転機が訪れたのは42歳になってからだった。
転職を繰り返していた私は新しく就職した工場で魅力的な若い女性にであった。
当時22、3歳だったと思う。
親子ほど歳の離れた若い女性に私は心を奪われた。
どうにかしてこの子を手に入れたい。
どんな手段を使っても。
まともに勝負しても勝算がないのは分かりきっていた。
イケメンでもない40過ぎのおじさんに若く美しい女性が惚れるはずもない。
みっともないのは分かっていたが、自分を抑えられなかった。
どうせ自分の人生にはもう失うものはない。
失敗して会社にいられなくなったところで大した問題じゃない。
やるだけやってみなきゃ損じゃないか。
そう考え、私は傍から見ればイカれてるとしか思えない行動をとる決断をした。

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